外壁塗装 横浜曽根塗装店

塗料の黙示録(塗料の比較テスト) 比較試験による塗料性能解明の試み

第2章:水性シリコン樹脂塗料
【5】塗り板 設置後47日目


5月5日に設置してから47日目,その後の経過を撮影しました。

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■ 2003.06.22

下の写真の塗り板は,左右別々の塗料が塗ってあります。
どちらも,その社名を言えば,おそらくは誰でも知っている一流のメーカーです。
左半分が「水性アクリル樹脂塗料」,右半分が「水性シリコン樹脂塗料」で,価格はおよそ3倍違います。
ニッサンの自動車で喩えると,前者は「マーチ」,後者は「シーマ」です。
「シーマ」な塗料はそのカタログ上で「低汚染性」を堂々と謳い,他の塗料との比較試験写真も掲載して
「こんなに汚れない」ということがしっかり強調されています。

で,私の実験の結果では,近付いてよ〜く見ると確かに汚れの度合に差異があります。
違いがある以上は「低汚染」を標榜しても“ウソ”ではないでしょう。
でも,5メートル離れたら わかりません。

 

同じ塗料メーカーの水性アクリルと水性シリコン

 

もう1枚。
下の写真の塗り板も左右別々の塗料が塗ってあります。
どちらも「水性シリコン樹脂塗料」ですが,メーカーが違います。
右半分は上の写真と同じ塗料です。
どちらが汚れていないか,10メートル離れても,一目でわかります。
この「B社水性シリコン」なら「低汚染」を堂々と標榜するに相応しい実力と思います。

異なる塗料メーカーの水性シリコン

 

以上のように,汚染性に関しては,一流塗料メーカーの塗料が他社の同等品に惨敗
という結果になりました。

さらには,[第1章]での『水性塗料はグレードに関わらず同様に汚れる』という結論が
間違っていたことが実証されました。

なお,上記2種以外の5種類の水性シリコン樹脂塗料はどうなのか?というと,
B社以外のものは 1枚目の写真と同様,“ドングリの背比べ”で大差が感じられない状態です。
(よって,写真を撮る価値がありません)

 


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