外壁塗装 横浜曽根塗装店

実録塗替え物語 サイディング外壁塗装 塗替え工事の写真日記

[12]2001.05.04 外壁塗装 下塗


● 5月18日,茨城県の 「株式会社ニシノ清塗工」 代表取締役の西野一さんにお願い
  してあったカラーシミュレーションが届きましたので,更新を再開いたします。
  (出来上がりは後日,完成写真と同時に掲載します。)
  (西野さんありがとうございました。)
 
● なお,5月17日,岡山県の塗装店「アートペイント」代表の青井雄一さんより

  『“カラーシュミレーション”→“カラーシミュレーション”だよ〜ん!!
  “実録”楽しみにしていたのになかなか更新されず、どうしたのかな?と思って
  いたところです。これからその先を読ませて頂きます。それではまた。』

  とのメールを戴き,即日訂正しました。
  (いままでずーっと「シュミレーション」だと思っていました。
  御指摘ありがとうございました。)

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● 5月4日のメンバーは曽根塗装店2名と,助っ人1名,そして,見学者が1名です。
  ゲスト2名に登場していただきましょう ↓

 

村松さんと荒木さん

   左は見学者の村松由健さん,
   横浜市の村松塗装店代表です。
   たまに電話でお話します。
右は助っ人の荒木秀友さんです。
荒木さんは東京都足立区の共栄塗装工業
職人さんで,以前にも何度か当店へ
お手伝いに来ていただいています。

 

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● さて,2日間 雨で中断した工事の再開,下塗の続きですが,あちこちに雨水が
  溜まっています。

  ベランダ床面には養生のビニールを敷き詰めているため水溜まり状態です。
  塗り始めてから,何かの拍子で水が垂れてくると困るので,用意して行った雑巾と
  バケツで水を拭き取りました。

  ここのほか,溜まっている水を一通り拭き取り,あとはひたすら塗りまくりです。

 

水たまり

 

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● この建物のサイディングには「エンボス」(=凹凸模様)がありません。
  “平ら”です。

  “平ら”だと,塗装の肌の凹凸艶のムラが目立ちやすく,キレイに仕上げるには
  塗り方に配慮が必要です。
  「ハケ塗り」「ローラー塗り」「スプレー塗り」と,いろいろな塗り方があります
  が,今回はハケとローラーの併用で塗装しました。

● ローラーにもいろいろの種類がありますが,一般的なのは羊毛状のものです。
  羊毛状ローラーにも,筒(芯)の長さ,直径,毛の長さ,毛の質 等々,
  多くの種類があります。
  筒の長さはサイディングの溝から溝までの間隔に合わせて選択しました。
  毛足の長さは,40ミリから4ミリまで何段階もあり,
  毛足の長いふわふわしたものは凹凸のある面を塗るのに適し,
  毛足の短いベルベットのようなものは平らな面を塗装するのに適します。
  主に鉄扉などの塗装に用いられる毛足の短いものを使用すれば仕上がりは良いで
  しょうが,塗料の含みが少ないため(頻繁に塗料を付けながら塗る必要が生じ
  作業効率が大幅に低下)外壁のような大面積の塗装には適しません。
  新築時の塗装の肌が影響してくることも予想されるので,ごく一般的な13ミリ
  よりもちょっと短い,毛足12ミリのローラーを使うことにしました。

  オレンジ色のローラーは毛足25ミリ,水色のローラーは今回採用した
  12ミリです。

 

25ミリと12ミリのローラー

 

  25ミリのローラーを使えば,溝ごと塗れるでしょうから,作業効率は大幅に
  向上すると思いますが,塗料が溝に溜まり硬化する前にだらだらと流れてきて,
  美しい仕上がりは得られないと思います。

  そのために,溝をハケ塗りして平らな部分をローラーで塗るわけです。
  ツヤのムラを無くすには,塗り方にも工夫が必要です。
  下の2枚の写真は,撮影用の実験です。

 

外壁塗装の塗り重ね実験-1

  数分後に,残したところをローラーで塗装 ↓

 

外壁塗装の塗り重ね実験-2

 

  一定以上の時間を置くと,先に塗ったところが微妙に乾き,
  後から塗ったところと重なった部分は塗装が厚くなってしまいます。
  従って,この調子で3回塗りすると塗り重ねの部分だけは6回塗ったことになり,
  仕上がりのツヤにムラが生じることになります。
  凹凸のある面を塗装する場合には気にするほどは目立たないと思いますが,
  この平らなサイディングの場合にはすごく目立つことになるでしょう。

  そこで,それを防ぐために,ハケとローラーを1人1組ずつ持って,
  ハケで溝を塗ったら,すぐにローラーで平らな部分を塗るという方法を行うことに
  しました。
  つまり,塗料が乾かないうちに塗り重ねてゆけば良いわけです。

 

ローラーとハケ

 

  では,塗り重ねを目立たせず一気に塗れる範囲はどのくらいなのか検討する必要が
  あります。
  ちょうど,愛知県の塗装店 (有)天野塗装 代表の天野幾哉さんからお電話をいただき
  ましたので,伺ってみました。
  『気温によって違いますが,足場1段分を上下3回〜4回に分けて,
  左右は肩幅です』との返答。
  いろいろ試した結果,やはりその程度が限度でした。
  それ以上塗ろうとすると,塗り重ねが目立ってしまうのです。
  上下・左右ともに50〜80センチずつ,始めは立って塗ってゆき,
  端まで塗ったら,次に中腰で塗っていき,また端まで塗ったら,
  今度はしゃがんで塗り,そして,足場の下の段へ ...,という具合に塗り進めて
  ゆきました。

 

外壁下塗り終了

    ↑ 下塗が終わったところの写真です。ほぼ,ムラが無いでしょ? (^^)v

 

● この日は残り3分の1のところまで下塗りが終わりました。

 

今日はここまで

 

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● 次回はいよいよ色付けの段階に入ります。

 

 

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