外壁塗装 塗替え 神奈川 横浜曽根塗装店

塗替え Q&A外壁塗装・塗替え・建築塗装の質問と回答

[Q&A.17]モルタル外壁を塗替える時のひび割れの処置は?

  (訪問者からのご質問です。)
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《N/男性》

塗り替え工事のときに、ひび割れの部分をどのように仕上げるのでしょうか?
やはり素人には、家の傷んだ部分を、どのように仕上げてくれるのかが気がかりです。

1. 補修前
2. 補修の為の下準備(もし有るのなら)
3. 補修後
4. 補修部分を塗装した後

要所要所もう少し拡大された写真があってもいいかもしれませんね。


ひび割れの原因はいろいろですが,埋めて塗装すれば治まる場合と,そうでない場合があります。
現に今なお動いているようなひび割れの場合には,塗替えても同じところがまた割れてくることが
あります。

ですから,そういう場合を想定して,
【塗る前に動きを止める】あるいは
【動いても割れないように塗る】または
【塗膜が割れても水が入らないようにしておく】ことが望ましいです。

鉄筋コンクリートの場合には,ひび割れから接着剤を注入してひび割れの左右を一体化する方法,
即ち,【塗る前に動きを止める】方法がよく行われていますが,
木造モルタル外壁の場合,モルタルの厚さが1センチ程度であることが多いため,
そのような“接着・一体化”の方法は適さないと思います。

【動いても割れないように塗る】方法については後述するとして,
【塗膜が割れても水が入らないようにしておく】やり方としては,下記のような方法があります。

1.ひび割れを中心に電動工具で溝を掘る(VカットまたはUカット)
2.掘った溝に「プライマー」という下塗材を塗付する
3.溝を「コーキング」という乾いても弾力性の有る“マヨネーズ状”の材料で半分埋め戻す
4.溝を接着増強剤入りのモルタルで平らにする
5.その部分の模様を復元する(2〜3工程)
6.全体の塗装を行う(3〜5工程)

そのような工事を行った例のダイジェストをスライドショーにしたものがコレです。

     
モルタル外壁塗装工事工程写真

また,下記は「YouTube」にアップした「外壁塗装の下地処理 モルタル外壁のクラックVカット」の動画です。

住宅の塗替え工事では,単にコーキング材(シーリング材)の類いをひび割れにすり込む程度の施工が
一般的だと思いますが,【単にコーキング材を擦り込む場合】と【Vカットを行う場合】では,
コーキング材の充填量がぜんぜん違います。

ただ単にひび割れにコーキングする場合  Vカットしてコーキングする場合

塗替え後にひび割れが動いた場合でも,「Vカット」した上で厚くコーキング材が充填してあれば
モルタルが破断する(モルタルの内側に水が入る)可能性はかなり低くなります。

模様を復元した後の全塗装も“動くことが想定されるならば”
伸びて動きに追従する弾力性のある塗料「弾性塗料」を厚く塗っておくことが望ましいです。
これがつまり【動いても割れないように塗る】方法なのですが,
厚く塗った塗装の膜も,Vカットして充填したシーリング材よりは薄いですから,
Vカットか弾性塗料かと言われたら,Vカットの方が 「モルタルの内側に水を入れない」
という意味での安全性が高い対処の仕方であると思います。

「弾性塗料」にもいろいろありますので,そのあたりのことも記載した下記の長〜い
レポートを是非じっくりとごらんください。

「外壁塗装の工程」木造モルタル・サイディング2階建住宅 屋根塗装工事・外壁塗装工事

なお,上記の例のような施工を行っても「対症療法」であり「原因の解決」にはなりませんから,
塗装業者が行う範囲の工事では不十分な建物もあると思いますし,
単にコーキング材をひび割れにすり込む程度の下地処理で十分な場合もあるでしょう。

どの程度の施工を行ったら良いかは,業者に現状を見せ,御相談の上で決めてください。


以上,2000年12月26日着信のメールにていただいた御質問・御要望へのお答えを
2005年1月に書き直し,さらに,2007年■月に修正しました。

下記ページもご参照ください。

塗替えQ&A/素材別・部位別の注意点とそのポイント/外壁塗装 モルタル編」(図解入り)


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