外壁塗装 横浜曽根塗装店

実録塗替え物語 サイディング外壁塗装 塗替え工事の写真日記

[15]2001.05.07 外壁塗装 上塗,破風板 ほか

 


2001/12/29 10:22  Subject: こんにちは,曽根です。
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<S様>

「塗替物語」の更新が(なんと)6月末から停止したままになっており,
すみません。
未提出の見積書が常に2通以上ある状態がずっと続いており,どうにも
ならなかったのであります。

さて,当店では,一昨日仕事納めとなり,ささやかな忘年会をしました。
席上,「今年最も印象に残った仕事は?」という話になり,『緑の家』,つまり,
S様のお家ということで3人の意見が一致しました。
模様の無い平らなサイディングは少なく,それゆえ尚更,ピカピカの艶有に
仕上げることがとても面白かったのです。
それに何より,滅多に塗れる色ではないということも塗装屋的にはすごく
ポイントが高いです。
(外壁に緑色を塗ったのは初の経験でした。)

仕事納め=冬休みとはいっても,見積書4通という宿題がありますので (^^;)
更新を再開しても,完結まではちと無理かも知れませんが...
更新しましたらお知らせしますね。

それでは,良いお年をお迎えください。

<徹夜で年賀状の宛名書きをしてこれから寝る夜型の曽根塗装店店主より>

 


 

 


2001/12/31 16:30  Subject: RE: こんにちは,曽根です。
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超多忙のなかメールありがとうございました。
『輝く!今年最も印象に残った仕事by曽根塗装店』に選出され、
感激です(^δ ^〃)/☆ 皆様によろしくお伝え下さい。

模様の無い平らなサイディングを艶有に仕上げるという、匠の技が問われる
仕事をお願いしましたが、その力量を存分に発揮していただいた我が家
(NEW緑の家)は、帰宅するのに嬉しく、出かけるのに後ろ髪をひかれる家に
なりました。
その後、受賞された記事を読む度に、実家にTELしたものです。
本当によい仕事をしていただき ました。

これからも体に気をつけられてお仕事して下さい。
更新は、きなが〜に待っています。
たぶん、全国の曽根塗装店ファンも待っていることと思いますが……
ちょっとだけプレッシャー

その後、ですが屋根でカラスが鳴くことも無く、梅雨&秋の大雨にもマケズ、
仕上り時と同じ状態です。汚れが付きにくい気がします。

それでは、よいお年を ADSLに変更したSでした

 

 

  というわけで,これを書いている今は2002年1月2日。
  あけましておめでとうございます。
  “工事と同時進行”どころか“回想記”のようになってしまいましたが (^-^;)
  再開です。

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● この日,5月7日の作業は,外壁の中塗りの続きなのですが,前回,写真をひとつ
  入れ忘れていました。
  それは,下塗りが終了して乾燥した段階での「霧除」(=窓の上の庇)と
  「水切」(サイディングの一番下の細いトタン)の養生です。

 

霧除の上の養生

 

  ここはサイディングとは違う色で仕上げます。
  「霧除」(の上場)は艶消の黒,「水切」はアイボリーです。
  養生をせずに,

  サイディングの中塗り
        ↓
  「霧除」「水切」の中塗り
        ↓
  サイディングの仕上げ塗り
        ↓
  「霧除」「水切」の仕上げ塗り

  という順番で塗装すれば,境目のラインをキメるのは最後の1回で済みます。
  その方が“手間の節約”にはなるのですが,サイディングを塗るときに
  どうしても「霧除」「水切」にポタポタと塗料が垂れるので,その分仕上りが
  見苦しくなります。

  だから,下塗りが終ったら養生をしておいて,サイディングを塗り終わってから
  「霧除」「水切」の色をサイディングに付けないように2回塗りする
のであります。

  仕上りが見苦しくなる?そんなのわかりゃしないよ!と思う業者が少なくない
  らしく,2度目以降の塗り替えのお宅に初めて伺うと,外壁を塗った塗料が
  ボタボタ垂れた上からそのまま仕上げてある「霧除」にしょっちゅう出くわす
  のであります。

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● サイディングの中塗りが終わったところから破風板と軒裏の中塗りです。

  軒裏はハケで縁を塗ってからローラーで塗ります。

 

軒裏の中塗

 

  破風板の中塗です。
  雨樋との間隔が狭いところは,細いハケで奥まできっちり塗ります。
  (厳密には,ここは「破風板」ではなく「鼻隠板」と言います。)

 

破風の中塗

 

  鋼板製の庇の裏側です。
  さっき書いたように,この上場は 養生してあります。

 

霧除の軒裏の中塗

 

● 以上の他,ベランダの天井や玄関の天井も順次塗ってゆき,乾き次第,
  初めに塗ったところからもう一度塗って軒裏や破風板を仕上げます。

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● 同時進行で,屋根のトタン部分のうち,錆止兼用の下塗り材では塗らずに残して
  おいたところに錆止塗料を塗ります。

 

屋根トタン部分の錆止塗装

 

  赤い錆止塗料を塗ったこの部分は,「唐草」といいます。
  とても錆びやすい部分なのですが,施主さんが目にすることはまず無いので,
  ここの塗装を“簡略化”したり“省略”したりする業者もいるようです。

 

唐草の錆止塗装

 

● ここの工事では写真を撮り忘れてしまいましたけれども,トタンの部分は,
  塗る前にサンドペーパーや「マジックロン」といわれる研摩用品で
  こすってあります。

  こすって汚れやホコリを落とすと同時にあえて細かいキズを付けることによって
  塗料の密着を良くする効果があります。
  塗装用語で「ケレン」「目荒らし」「足付け」「サンディング」と言い,
  こんな感じです。

    瓦屋根のお家の,谷のトタン部分,築11年で,ちょっと錆びてきています。
               

屋根の谷/ケレン前

 

    「マジックロン」と「ケレン」後の様子です。
               

屋根の谷/ケレン後

 

  曽根塗装店では最近,外壁がトタンのお家を施工しましたが,
  この「ケレン」だけで2人で丸2日間かかる作業でした。
  トタンや鉄骨は「ケレン」を省略すると塗装が剥がれやすいですから,
  とても大事な工程です。
  DIY塗装される方,大変でも イキナリ塗らずに必ず「ケレン」してくださいね。

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● 次回はいよいよ外壁サイディングの仕上げ塗りです。

 

 

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