外壁塗装 塗替え 神奈川 横浜曽根塗装店

塗替え Q&A外壁塗装・塗替え・建築塗装の質問と回答

●素材別・部位別の注意点とそのポイント


木部の塗替え(下見板,破風板,玄関ドア,濡縁,ウッドデッキなど)

◇ペンキ(=合成樹脂調合ペイント=SOP)塗り仕上げの下見板,破風板

外部のペンキ塗り仕上げの木部をキレイなまま維持するためには,2〜5年程度での塗替えが
必要です。

下の2葉の写真は築25年(?)のお家で,前回塗り替えから10年以上経過,腐ってしまっていた
下見板の一部を張り替えてから塗り替えました。
(マウスポインタを乗せると塗替え後の写真に変わります)

 下見板塗り替え前後1

 

 下見板塗り替え前後2

1961年生まれの私がペンキ屋になりたての頃は,東京・横浜でも,こういう↑下見板張りの
建物の塗替えの仕事が珍しくありませんでした。
「ペンキ屋さん、ペンキがハゲてきたから、また塗替えてください」と頼まれて,
4,5年おきに「ペンキ塗り」をしていたわけで,それが普通だったのですから,
今考えると,のどかな時代でした...。

戸建住宅にアルミサッシが普及しはじめてからしばらくの間は,外壁がモルタルでも,サッシの
周りに木枠が付けられていて,それが戸袋とつながり,雨戸のレールを兼ねていました。
しかし,窓と戸袋が一体になっているサッシが一般的になってくると木枠は窓周りから無くなり,
その後,破風板も木製からセメント系の既製品に取って代わられました。
今では板張りの外壁の新築は皆無に等しく,1990年頃からは,一部の趣味的な建物を除き,
新築で外部に木部を露出させる建物はかなり珍しくなってきているといっていいと思います。
(当店営業範囲内である東京都南部・横浜北部での話です)

外壁がモルタルや窯業系サイディングで外部に木部がない場合には,それなりの塗料を使ってきちんと
塗替えれば,次の塗替えまで(汚れは別として)10年程度は大丈夫だと思います。
けれども,外部の木部を10年放置したら,たいていの場合は腐ってしまうでしょう。
(これは木部が新築時塗装仕上の場合です。上質な和材で造られた純和風建築は当てはまりません。)

従って,モルタルや窯業系サイディングの外壁で破風など木部がある場合,外壁1回につき木部2回の
周期で塗替えることが理想です
が,現実には,木部のみの塗替えにも足場が必要になることが多い
ため,塗替え工事の時期を延ばした分だけ木部が腐ってしまったという例が少なくありません。

なので,塗装屋としては,築後のメンテナンスを考えると,外部に木部を露出させる造りの建物は
“贅沢”といっても過言ではないと思うのであります。
「金に糸目は付けない」場合,あるいは,木の変色や腐敗やメンテナンスを含めて「風情」として
楽しみたい場合は別ですが。

なお,鉄部塗装のページにも書きましたが,木部の場合にも塗替える前の下準備として,
全面に鉄ヘラやサンドペーパーを当てる「ケレン」がとても大切です。
塗装が剥がれていないところでも,表面には汚れが付いていますから,ケレンを“省略”すると
上に塗る塗料の密着が非常に悪化します。

下の写真の【1】の範囲が通常の「ケレン」です。
浮き上がっている塗膜を鉄ヘラで落としたあと,サンドペーパーで がしがしこすってあります。
【2】の部分は電動工具で既存の塗装を全部削り落とした状態で「総ケレン」ともいいます。

 木製破風板の下地調整の度合

このように↑全面的にところどころ剥げているということは,今剥げていないところも,あまり
しっかりしているとは言い難いわけで,そんな状態の上から塗り重ねるよりも,古い塗装はすべて
剥がしてリセットしてから改めて塗り直すのが望ましいです。
(下の写真はマウスポインタを乗せると総ケレン後に変わります)

 破風板ケレン前後

但し,“剥がす”という作業は“塗る”よりも遥かに(最低でも3倍以上)手間がかかるので,
すべて剥がすということはしないのが普通です。

★曽根塗装店ビデオクリップ第一弾「木製破風板の塗替え」

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  【ファイルサイズ:約12MB】

◇木材保護着色塗料仕上げの破風板やウッドデッキなど

「キシラデコール」を代表とする(表面にあからさまな膜を作らない)浸透性の木材保護着色塗料や
希釈を多くした油性塗料「オイルステイン」での仕上げが施されている場合,2年〜5年の周期での
塗替えが望ましいです。

仕上の色よりも濃いシミが生じている場合には再塗装前に漂白処理が必要となります。

下の写真の木部は木部用保護着色塗料で塗られており,庇の横面と柱はシミが生じていたので,
再塗装する前に漂白処理(薬品を用いた洗浄)を行いました。
(マウスポインタを乗せると施工後の写真に変わります)

 木製破風板の漂白+塗装

(ちなみに,薬剤により防腐処理されている木材があるほか,ウッドデッキ用の木材の中には非常に
腐りにくい性質のものもあるようですので,どうしても木材を外部に露出させたい方は,あらかじめ
そのような腐りにくい木材を用いるのがよいと思います。)

◇ニス(クリア)仕上げの破風板や木製玄関ドア

現場塗りニス仕上げの場合,陽当たりの良い部分では2〜3年が限度です。
工場塗装済みの玄関ドアでも,直射日光や雨が当たる場合は7〜8年で塗装の寿命がくるようです。
塗装の膜がダメになった部分から染み込んだ水分が原因で塗膜の内側に黒いシミが生じている場合に
木目を生かして塗り替えるには,既存塗膜の完全剥離や漂白処理が必要です。

下の写真は純和風の建物の庇の木部で,剥がれと黒いシミが生じている面の塗膜を完全剥離してから
漂白と着色を行い,そっくり外部用クリヤーで塗装しました。
(マウスポインタを乗せると施工後の写真に変わります)

 外部ニス仕上げの塗り替え前後

 

木製玄関ドアの既存塗膜を全部剥離して再塗装した事例は下記ページに掲載してあります。

「彩色新生[07]外壁サイディング2階建住宅」( 築8年)

「彩色新生[09]」外壁モルタル2階建住宅( 築12年)

◇あく洗い(灰汁洗い)

生地のままの木部の洗浄(汚れ落としと漂白処理)を行うことを「あく洗い」とよびます。
純和風建築の軒裏や門など,キレイなまま維持するためには,2〜3年周期でのお手入れが
理想でしょう。

下の写真は,玄関の「歌舞伎門」の上の方です。
(マウスポインタを乗せると施工後の写真に変わります)

 歌舞伎門あく洗い前後

「あく洗い」に用いる薬品は植物,金属,石材,ガラスなどにダメ−ジを与える場合が多いので,
注意が必要です。
最終工程で,汚れや日焼け,腐敗を防止するための,透明もしくは透明に近い保護剤を塗る場合が
あります。

外部の木部のメンテナンスについては下記ページにも記載がありますので,ご参照ください。
( クリックすると新しいウィンドウで開きます)

「塗替えQ&A/Q.15/外部の,木部の塗装について」


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